年齢を問わず多くの女性に人気のあるグラデーションボブは、今では定番のヘアスタイルでもあります。
しかし定番でありながらも、微妙なニュアンスにこだわることで、より洗練されたヘアスタイルとなるのが魅力です。そんなグラデーションボブのヘアスタイルをご紹介します。
グラデーションボブとは
グラデーションボブは、頭の上側が長く、下側が短いグラデーション状になっています。このグラデーションを作るときの角度次第で、形に違いができるのが特徴です。
角度が大きいと軽い印象に仕上げことができ、角度が小さいと重みをつけることができるようになります。
髪の長さがグラデーションボブとは反対に頭の下側が長く、上側が短いレイヤーボブに比べると、毛先にまとまりがあるのが特徴です。レイヤーボブが髪の表面に動きが出やすいのに対して、まとまりやすいスタイルとなります。
おすすめのグラデーションボブ
一口でグラデーションボブといっても、そのスタイルにはそれぞれ微妙な違いがあるのが特徴です。なりたい雰囲気によってカットの仕方やカラーリング、長さなどを調節することによって好みのスタイルを作ることができるのでおすすめです。
①ショートグラデーションボブ
短めのショートグラデーションボブは、首回りがすっきりとした全体的に髪の毛の長さが短いヘアスタイルです。
しかしショートの長さでありながらも、女性らしさは兼ね備えているので男性っぽくなってしまうことはありません。短いながらも女性的な丸みのあるキュートな印象にすることができるヘアスタイルです。
襟足の内側を短くしてグラデーションを作り、表面にも少しだけレイヤーを入れた髪型にすると、軽さもあり重くなりすぎないのが魅力です。
立体的でひし形のシルエットになりやすいので小顔に見えるという嬉しいメリットもあります。うなじや首筋をすっきりとさせたいという人におすすめのグラデーションボブです。
②前下がりグラデーションボブ
上品で大人っぽい仕上がりになる前下がりグラデーションボブは、黒髪との相性も良いヘアスタイルです。
前髪はリップラインでカットして、やや前下がりにすると横からみたときにも美しく見せることができます。また横と前の髪の長さに大きな差をつけることなく、少しだけ前下がりにした平行カットのグラデーションボブは、落ち着いた雰囲気の艶やかさがあるヘアスタイルになるのが魅力です。
軽すぎず重すぎない微妙なバランスがおしゃれです。大人っぽいけれども可愛らしさを兼ね備えたボブスタイルを目指したいという人におすすめです。
③パーマグラデーションボブ
グラデーションボブというと髪の表面が整ったストレートヘアの丸みのある形の髪型を思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし必ずしもストレートヘアばかりではありません。グラデーションボブにパーマを組み合わせても、個性的で魅力的なヘアスタイルにすることが可能です。短めでありながら外国人風のヘアスタイルを目指したいという人には、おすすめできるヘアスタイルです。
グラデーションボブにしていることで、パーマをかけた髪も爆発してしまうようなこともなく、程よい厚みに調整させることができます。ワックスでスタイリングをするのがおすすめです。
④外ハネグラデーションボブ
グラデーションボブというと、毛先が内側に向いた丸いヘアスタイルという印象を持っている人が多いのではないでしょうか。
しかし実はグラデーションボブは外ハネスタイルにすることも可能なヘアスタイルです。ただ乾かしただけでは自然と内巻きになることも多いため、外ハネにする場合には、コテを使って外向きに癖をつけましょう。
そして仕上げにワックスをつけて整えれば簡単にセットすることができます。グラデーションが入っているので、切りっぱなしのヘアスタイルの毛先を外ハネにしたときとは違う、軽い雰囲気を表現することが可能です。
⑤トレンドカラーグラデーションボブ
グラデーションボブはヘアカラーによっても大きく印象が違います。カラーリングのよって美しさがより引き出されるともいえるでしょう。
なりたいイメージに合ったカラーを選ぶのがおすすめです。トレンドのグレーアッシュのカラーリングは、丸みがあるしっかりとした重みのあるヘアスタイルとも相性が良いです。黒髪ほど印象が強すぎないグレーアッシュは、柔らかさがあり透明感や艶のある印象を表現できます。
赤系のカラーリングもグラデーションボブに似合う髪色です。顔回りを明るい印象に見せる効果が期待でき、お洒落な印象にすることができます。
⑥ハイライトグラデーションボブ
重めであるため髪がまとまりやすい半面、おとなしい印象になりがちなグラデーションボブですが、カラーリングによって個性を表現することができたり、軽やかな印象にしたりすることも可能です。
全体的に明るい髪色にしたくないという場合でも、カラーリングでハイライトをプラスすることによって、立体感や軽さを演出することができます。重めのためまとまりやすいというグラデーションボブも良さを保ちながら軽くするのに最適です。
平面的になりがちなグラデーションボブに動きが出て、髪の表面の雰囲気を軽い印象にすることができます。
⑦グラデーションカラーグラデーションボブ
グラデーションボブのカラーリングをするとき、ヘアスタイルに立体感を出したいときには部分的にハイカラーにすると、色の対比で立体感を演出することができます。
しかし普通に色を入れるのではなくグラデーションカラーにすると、お洒落な色のボブスタイルにすることができるでしょう。上から下へとトーンの変化をつけるのも良いですが、上下のどちらにもトーンの変化をつけるのもお洒落な印象です。
毛先にのみグラデーションカラーを入れるだけでも重くなりがちな毛先を軽やかな印象にすることができるだけでなく、動きや立体感を作ることができます。
⑧インナーカラーグラデーションボブ
部分的にカラーリングをするときには表面にのみ色を入れるのも良いですが、反対にインナーカラーを入れてみるのも良いでしょう。
髪を耳にかけたときや、髪が動いたときにちらっと見えるカラーリングの方法なので、目立ちにくいですが個性的な印象です。いつもとは違うヘアスタイルにしたいというときや、奇抜にはしたくないというときでも、さり気ないながらもお洒落なヘアスタイルにすることができます。
ほかの人とは違う個性的なグラデーションボブを楽しみたいという人にもおすすめです。目立ちにくいので個性的な色にも挑戦しやすいです。
⑨ピンクヘアーグラデーションボブ
グラデーションボブにカラーリングをするときには、お洒落でフェミニンな印象のピンクトーンのカラーにするのもおすすめです。
ピンクとは言っても真っピンクにはしたくないという人がほとんどでしょう。しかしさり気ないピンク系のトーンなら、グラデーションボブをお洒落に見せてくれます。
頭頂部はダークな色にして、毛先になるにつれてピンク色が強まるようなグラデーションカラーにしても、さり気ないながらもしっかりとしたカラーリングの印象を与えることができます。コテで毛先を丸めるとよりガーリーな印象のヘアスタイルにできます。
⑩センターパートグラデーションボブ
グラデーションボブは前髪を作るのもよいですが、前髪がないのも素敵です。全体的に前下がりのボブスタイルのセンターで分け目を作ると、すっきりとした大人っぽい印象にすることができます。
前下がりのラインが美しいので横から見たときにも素敵な印象です。とはいえセンターパートの場合、シャープな印象になりすぎると思われがちですが、必ずしもかっちりとしすぎる印象になるとは限りません。カラーリングや表面に軽さを入れることで動きを出して、ナチュラルな印象にすることもできます。顔色とあったカラーリングをすれば、小顔効果も期待できるでしょう。
グラデーションボブ まとめ
幅広い年齢の女性に人気のグラデーションボブについてご紹介しました。丸みと丁度良い重さが特徴的なボブスタイルで、うなじを出したショートから肩につかない程度の長さまで色々ありますが、内側と外側の髪の長さを調節して、グラデーション状に段差をつけることによってフォルムを決めます。
内側に丸まったまとまりのあるスタイルが決まりやすいのが魅力ですが、外ハネにセットすることも可能です。黒髪からちょっと冒険したカラーリングまで似合わせられるのも魅力となっています。お洒落なボブスタイルにしたい人は挑戦してみてはいかがでしょうか。
さらにグラデーションボブの髪をしっかりケアしたいなら美容師がおすすめするサロンシャンプーも要チェック!
その他のボブのヘアスタイル記事