アシンメトリーはヘアスタイルそのもののことではありませんが、ヘアスタイルのひとつの要素で、とても大事なポイントです。
いろいろな所で使われる言葉なのでちょっと難しいかもしれませんが、ここでは特にヘアスタイルそのものについてや、その由来やどういう所に気をつければいいか、という事を紹介しましょう。
実はスタイリングの時にちょっとしたコツがあったりするので、その点も紹介していきます。
アシンメトリーとは?
おすすめのアシンメトリーヘアスタイル
おすすめのアシンメトリースタイルについてもいくつかあります。特に長さによってはカットのみで表現する場合もあれば、カット以外のヘアアレンジで簡単に作れちゃうことも少なくありません。
ここでは、それぞれの長さごとにおすすめのスタイルやヘアアレンジ、スタイリングなどを紹介しましょう。個性的な物も多くありますが、ビジネスシーンにも対応できるようなものも少なくありません。ちょっと挑戦してみたい時、いつもと違うヘアスタイルにしたい時におすすめです。
(1)ショート×アシンメトリー
まず、ショートヘアのアシンメトリーについてチェックしましょう。個性的なヘアスタイルが多くあります。
こちらは片耳を出すヘアスタイルです。片方だけ耳を出すので、ピアスやイヤリングが映える髪型でしょう。
少しクールに見せる事が出来るのも、このヘアスタイルならではのポイントです。片方に重さを出すことで顔の気になるポイントを隠す事も出来ますね。
ショートヘアの場合はアレンジが難しいと感じる人もいますが、ワックスでボリュームを出すようにもみこむとまた印象が変わってきます。
また、アシンメトリーですが外はねヘアにすることでキュートさを出したり、可愛く作り込む事も出来ます。あえて個性的な印象を出したりしても素敵ですし、少し巻いて可愛らしくするのも素敵でしょう。
(2)ボブ×アシンメトリー
とても短いヘアスタイルにはボブヘアもあります。ボブはおしゃれボブにするために工夫が必要な事も多く、オシャレにする方法もいろいろあります。
ボブのアシンメトリーの場合、あまりそのままにするスタイルは見られません。どちらかといえば毛先を遊んだり、カールしたりするスタイルが多いようです。
長めの前髪で片方にボリュームを持たせたり、片方に重さを持たせることによって綺麗に見せる事も出来ます。子供っぽくなりがちなヘアスタイルでも、大人っぽく色気を演出する事も出来ます。
少し無造作に見せたり、少し丸く見せるために毛先だけはねさせて遊んだり、毛先を遊ばせる方法などもあります。少し透け感や透明感を演出できるので、ボブヘアを遊ぶならスタイリングで遊ぶ方法もあるでしょう。
(3)ミディアム×アシンメトリー
ミディアムヘアでもアシンメトリーにする方法はいろいろあります。
もしこれからアシンメトリーにトライしてみたいけど、ちょっとまだ不安、という人なら、前髪だけをアシンメトリーにするのも方法です。前髪は取り入れやすく、気に入らなければカットやスタイリングでごまかせるのでおススメです。
カジュアルな印象にしやすいのもアシンメトリーならではのポイントといえるでしょう。ヘアスタイルを可愛くしたかったり、個性的にしたかったりするだけではなく、気の抜けた親しみやすいカジュアル感も演出できます。
前髪が長めの人ならば綺麗に真ん中から分けるのではなく、七三分けにしても素敵です。可愛く見せるだけではなく、分け方によってはクールに見せる事も出来ます。
(4)セミロング×アシンメトリー
長さで言えば、アレンジしやすいセミロングも人気ですね。左右非対称にするためにヘアアレンジで工夫しやすい長さでもあります。
無造作感を出せるのもこのヘアスタイルならではの良さでしょう。左右が対象ではありませんので、程よく主張するスタイルを作り出すのが大きなポイントとなっています。
ただの七三分けを下ろしただけでも左右非対称にはなりますが、さらに髪を巻いたりゆるフワパーマをかけることによって、ヘアスタイルを分けたり整えたりする事が出来ます。特に毛先を遊ぶのも面白い方法ですから、工夫するのも楽しいでしょう。
最近は特に髪を巻くときに細かいところまで工夫したり、いろいろ遊ぶのも楽しいかもしれません。肩側寄せにして、さらに工夫することも楽しくできます。
(5)ロング×アシンメトリー
アレンジ次第でかなりキュートに見せたり、個性的に見せる事も出来ます。
ロングヘアの場合、極端に左右の比率を分けてもいいでしょう。七三ではなく九一分けくらいに分けて、片方に重さを出すことであえて顔をすっきり演出するが出来ます。
また、大きめカールにして毛先を散らすことで、ワイルドで主張する髪型にする事も出来ます。重さを感じさせない大きなカールが優雅に作れるのが出来るのも大きなポイントとなります。
毛先を巻くことが多い今のトレンドスタイルの中で、そうではないヘアスタイルもあります。あえてストレートにすることで重さを出したり、クールに見せる事も出来ます。
まとめ
アシンメトリーは個性的になる事も出来る一方で、いろいろな雰囲気を演出する事も楽しい物でしょう。
いつもセンター分けしかしない、という人なら独特の印象を演出させる事が出来ますし、当然個性的だったり雰囲気のあるヘアスタイルにする事が出来ます。ヘアスタイルを整えたり、個性的な雰囲気を見せるだけではなく、よりクールに見せたりする事も出来るかもしれません。
また、ちょっとしたアレンジや分け目を変えるだけで雰囲気を変えられたり、素敵なアレンジにすることも可能です。いつも同じ髪型でつまらないという人や、あまり手間をかけずにいつもより華やかな髪形にしたいという人には向いています。
当然、カットなどで本格的に作り替えるのも面白い方法かもしれません。いろいろな方法がありますので、ぜひ挑戦してみてください。
辞書によると、非対称・不均整という日本語が当てはまります。というのも、ファッション業界におけるアシンメトリーとは左右非対称なファッションを指すためです。
例えば普通の服は袖の長さは揃っていますが、アシンメトリーの服は片方の袖が無かったり、左右でデザインが違うなどの違いがあります。
ヘアスタイルでもこれは同様で、いわゆる髪型が左右対称ではない様子を指します。
例えば右サイドは耳上になるくらい極端に短いのに対して、左サイドは肩につくほど長い、など、左右が対象ではないということをアシンメトリーまたはアシメと呼びます。
また、前髪の片方だけ長く出すとか、どちらかのサイドに髪を寄せるなどの方法もあります。カットによって個性的になることもある一方で、比較的受け入れられやすいヘアスタイルもあります。