【プロのアドバイス付き】パサパサな髪の原因と改善、ケア方法を知ってキレイな髪に!

髪パサパサ

髪に関する悩みはいろいろとありますが、髪がパサパサで上手くまとまらないというのはかなりのストレスを生み出す原因です。

髪がパサパサになると理想とするヘアスタイルにはなりませんし、実年齢よりも年寄りに見られてしまうこともあります。そのような髪になったら、外出したくないと思うのは身だしなみを気にする女性であれば当然のことです。
そのように厄介な髪パサパサはどうして起きてしまうのか、原因と効果的な対策などについて紹介をしていきます。
 

髪の毛がパサパサになってしまう原因とは?

髪がパサパサになる原因はなにかというと、考えられるのは乾燥カラーリングやパーマによるダメージ加齢による髪質の変化、高温のストレートアイロン・カールアイロンのあてすぎです。どれが原因になるのかは、その人の生活習慣や年齢などによって変わります。

いずれにしても、髪パサパサをなんとかしたいのであれば、自分がどのタイプに当てはまるのかを突き止めなければいけません。悩みを解決するためにも、そんな髪パサパサとなる原因について見ていきましょう。
 

①髪の毛が乾燥で水分がないため

健康的な人の美しく柔らかい髪の毛は、12%前後の水分が含まれています。もし、何らかの理由で、その水分量が減ったとしたら、たちまち髪パサパサの状態になり、静電気も起きやすくなります。静電気が起きれば、髪が広がってヘアスタイルをセットすることは難しくなります。

なぜ乾燥してしまうのかというと、内的な原因とししては偏った食事や睡眠不足、ストレスなどが挙げられます。そして外的な原因は紫外線やシャンプー、ドライヤーなどです。一時的な原因もありますが、改善しなければ長く続く原因もあります。
 

②カラーリングやパーマなどでのダメージ

髪パサパサ
髪の毛を自分の好きな色や形にしたいということで、カラーリングやパーマにこだわる人は少なくないでしょう。
でも、繰り返しカラーリングやパーマをするたびに、キューティクルという髪の毛を守る部分が剥がれ落ち、中から水分やたんぱく質が流れ出ていきます。その状態でさらに薬剤が入り込めば、かなりのダメージが加わり髪パサパサになります。

特に自分で行うカラーリング剤は、誰でも効果がでるように成分が強めに配合されていますから、うかつに使えません。
 

③加齢による髪質の変化

髪の毛は、毛根にある毛母細胞でつくられます。若い頃は十分な栄養や酸素が行き届き、健康な髪の毛を生み出せます。
でも年齢を重ねるにつれて、血流が悪くなるし毛母細胞も老化して髪の毛を作り出す力が弱まりますし、血流が悪くなることで材料となる栄養や酸素も届きにくくなります。

その結果として、健康な髪の毛を作り出せなくなり髪パサパサの状態になります。加齢は、どんな人でも避けられません。しかも、何もしないのに毛母細胞が若返るということはありませんから、その状態は長く続きます。
 

④過度な温度のストレートアイロン・カールアイロンの利用過多

髪パサパサ
髪がパサパサであれば、ストレートアイロン・カールアイロンを使ってなんとかしたいと思うでしょう。でも逆効果になっていることがあります。ここで大事なのは過度な温度と、利用過多という点です。

髪の毛の中にあるタンパク質は、40度以上になると変性して固くなるとされています、ストレートアイロン・カールアイロンは高温に設定すれば、200度近くにも達します。その温度を繰り返し髪の毛に当てれば、タンパク質の変性が起きて髪パサパサが悪化します。
 

髪質の改善方法

髪パサパサをなんとかしたいと考えるならば、すべての基本である髪質の改善を試みましょう。その方法としてはシャンプーの見直しや、サロンでのトリートメント、毛先のカット、アイロンの温度設定などがあります。いずれも、やろうと思えばすぐにでも出来ることです。そう難しいことではありません。
 

①シャンプーを変える


シャンプーの洗浄力こそが、髪の毛の水分や油分を奪いとり髪パサパサを引き起こしている原因ということがあります。そういうときは、もっと洗浄力が弱いシャンプーに変えるだけで十分に髪質の改善ができます。

市販されているものには、洗浄力が強い石油系やアルコール系の成分を使わないシャンプーがいくつもあります。さらに髪の毛の保湿力を高めるためにアミノ酸や天然植物エキスなどを配合している商品もありますから、試供品や小容量のボトルを手に入れて自分の髪質に合う物を選びましょう。

オススメのシャンプー3選

BOTANIST ボタニカルシャンプー

ボタニストスカルプシャンプー
メーカー I-ne(イーネ)
価格/内容量 1,512円(税込)/490ml
洗浄成分(界面活性剤) アミノ酸系洗浄成分
シリコン ノンシリコン
商品特徴 ボタ二カルシャンプー

天然由来ボタニカル成分が含まれたシャンプーです。

スムースやモイスト、スカルプ、ダメージケアなど、髪質によって異なるラインナップから選ぶころができ、軟毛の方はスムース、剛毛の方や乾燥ぎみの方はモイスト、オイリーな方はスカルプ、髪の痛みがひどい方はダメージケアがおすすめですよ。

香りにもこだわって作られており、ハーブやフルーツなどをモチーフにした甘くさわやかな香りが人気です。
香りや効果の異なる季節限定商品が出ることもあります。

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haru kurokami スカルプ

haru黒髪シャンプー画像
メーカー nijito
価格/内容量 3,600円/400ml
洗浄成分(界面活性剤) アミノ酸系洗浄成分
シリコン ノンシリコン
商品特徴 化学成分無添加の100%天然シャンプー

100%植物由来で本来の頭皮環境を引き出すエイジングケアシャンプーです。

シリコンや合成着色料、合成ポリマー、カオチン界面活性剤などの化学成分は一切使われていません。
天然由来の高品質な成分にこだわって作られているため、リンスやコンディショナーを使わず、シャンプー1本で洗髪が済ませられます。

エイジングケアには特に力が入っており、33種類のエイジングケア成分が入っています。
髪の毛が薄くなりボリュームが気になってきた方、ハリやコシが弱くなってきた方におすすめです。シャンプー1本で髪がサラサラになるためコスパが良く時短にもなることがポイントです。
 
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ベルタシャンプー

ベルタシャンプー 画像
メーカー ビーボ
価格/内容量 3,490円/220ml
洗浄成分(界面活性剤) アミノ酸洗浄成分
シリコン ノンシリコン
商品特徴 100%天然由来のアミノ酸シャンプー

肌への刺激が少ないアミノ酸洗浄成分で、頭皮の汚れを優しく洗い流すノンシリコンシャンプーです。

タンパク質を分解するパパイン酵素を配合しているため、余分な皮脂をしっかりと落とせます。
また、パパイン酵素は古い角質にも作用し、肌のターンオーバーを促してくれます。

オイルやオーガニックエキスなど、植物由来の成分が37種類入っているのも特徴です。保湿効果がありながらも洗浄力があるため、すっきりした使用感が好きな方にもおすすめです。

 
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②サロンでトリートメントを受ける

いろいろな原因で傷んでしまった髪の毛をなんとかしたいのであれば、サロンでトリートメントを受ければ大きな効果を期待できます。

サロンで行うトリートメントの内容ですが、まずは髪の毛を優しくシャンプーをしたあと、補修トリートメント剤を塗ります。その補修トリートメント剤には、天然植物エキスやタンパク質の元になるアミノ酸などが含まれており成分が浸透することで健康な髪の毛が蘇ります。
補修トリートメント剤の効果は長期間持続するので、髪がパサパサのことを気にしないでしばらくは生活が出来ます。
 

③毛先のみをカットする

髪パサパサ
髪の毛は数年をかけて生え変わり根本が最も新しく、毛先は最も古い部分です。ですから、ストレスなどの影響を受けたり紫外線やシャンプーによるダメージは毛先に一番残っています。
そこで毛先を思い切ってカットすることで、髪パサパサで広がる部分が減りますから、多少は改善できます。

あまり短くするのは嫌だと思う人もいるでしょうが、カットするのはほんの数ミリ程度で大丈夫です。髪質の改善のためにいろいろと工夫をしながら、そうして毛先のカットを繰り返してしていけば、次第に髪の毛は全体的にまとまりやすくなります。
 

④アイロンの温度を下げる

ストレートアイロン・カールアイロンは設定次第で200度近い温度になり、業務用であれば200度を超えることもあります。そのような高温の道具を長時間、あるいは繰り返しあてれば、髪の毛に含まれるタンパク質が変性して髪パサパサになることは避けられません。
ですから、タンパク質の変性をしない程度の低温に設定をします。40度でタンパク質の変性が起きるとされていますが、アイロンの温度設定では130度から150度くらいであれば多少の時間は大丈夫です。
 

⑤クレンジングによる毛穴ケア

髪パサパサの状態を改善したいのであれば、髪の毛が生えてくる毛穴のことも考えておくべきです。そのためにやるといいのがクレンジングです。たとえばヘッドスパでは、毛穴に詰まった皮脂や汚れを落とせるので、頭皮の血行を良くして髪の毛が生えてくる毛根の活性化を図れます。

もちろん、自分で毛穴のクレンジングもできますから、クレンジングオイルやシャンプーなどを使って、毛穴を綺麗にしましょう。
自分でやるときには、クレンジングオイルやシャンプーの残りが毛穴に詰まることがないよう、丁寧に洗い流すことが大切です。
 

【パサパサ髪をケアする方法は?】美容師からのワンポイントアドバイス

アシスタント
パサパサな髪をケアする方法・ポイントなどがあれば教えて下さい。
中村望都
パサパサな髪をケアする方法は沢山あります!
季節によっても髪の状態は変化しますので、敏感にいたわってあげましょう♪

①毎日のシャンプートリートメント、アウトバストリートメントは必ず自分に合うものを、担当の美容師さんに提案してもらいましょう。
毎日使用するものなので、1番大切なことです♪

②月1、もしくは2ヶ月に1回はカットをしましょう。
ダメージをした髪はトリートメントで保湿や保護は出来ても、実際は切るしか方法はありません。
毛先のトリミングだけでもパサつきは大きく軽減しますよ♪

監修者プロフィール


中村望都

中村望都

  • 恵比寿でフリーランス美容師をしております。中村望都と申します! 【完全マンツーマン接客】で、ご来店から退店まで私が担当させて頂きます。どうぞ宜しくお願い致します

 
美容師さんプロフィール

まとめ

髪がパサパサになってしまうときには、乾燥・カラーリング・加齢・アイロンなどが原因になります。いずれも髪の中にある水分やタンパク質が失われたり、タンパク質の変性で固くなったりすることで髪パサパサが起きます。
これをなんとかしたいのであれば、ダメージの少ないシャンプーに切り替えたり、サロンでトリートメントを受けたり、毛先のカットやアイロンの温度を下げる、毛穴のクレンジングなどで髪質の改善ができます。