【必見】トレンドのアッシュカラーってどんな色?アッシュの自然な色合いでおしゃれヘアを演出しよう!

今や服装と同じく、ヘアカラーの旬もシーズンごとに移り変わっています。また、流行に左右されない個性的なヘアカラーを叶えてくれる染髪剤も手軽に購入できるようになった今では、とても自由なヘアスタイルを楽しめるようになりました。
しかしながら、服装規定のあるお仕事や学業のために、赤や青といった鮮やかな色を取り入れるのは難しいですよね。そこで注目すべきは、微妙な色合いでしっかりと個性を強調できる王道のヘアカラー・アッシュです。
 

アッシュとは?


熊倉
アッシュとは『灰色』を意味する言葉ですが、ヘアカラーにおいては染髪した仕上がりが灰色に近い茶色になる色をあらわす言葉です。日本では定番のヘアカラーで、染めると黒髪の赤みや黄色っぽさが薄くなり、くすみの抜けた透明感のある灰色がかった茶色に仕上がります。
アッシュはハイライトと同じものと認識している方が居るかもしれませんが、ハイライトはベースの髪色よりも明るい色を部分的に入れることで、立体感あるスタイルにする手法のことです。

 

アッシュスタイル

一言にアッシュといえど、この色には多くの種類があるので個性的な髪色を手に入れるためには、その特徴をよく理解しておく必要があります。基本は青紫色の染髪剤で赤と黄色の色味を抑える髪色ですが、透明感が高く黒髪の印象に近いアッシュブラウンや柔らかで茶髪の印象に近いアッシュベージュなどさまざまな髪色を生み出します。
ここからは、多彩なアッシュカラーの微妙で多彩な色彩と印象の違いについてアッシュブラウンを基本にしながらご説明します。

 

アッシュスタイルおすすめポイント

まず、アッシュスタイルがなぜおすすめなのかをご説明します。それは、日本人の髪にある赤みを抑えて軽やかな透明感を生み出しながらも、明る過ぎない色合いで多彩な髪形やファッションにマッチするからです。

 

アッシュスタイル

 

(1)アッシュブラウン


アッシュブラウンはヘアカラーの王道ともいえる色の一つです。明る過ぎない色合いが自然に見えるだけでなく、くすみが抑えられるので高い透明感が得られて女性らしい柔らかな印象になります。
落ち着いた色なので、きちんとした髪型から遊びのある髪型まで幅広いアレンジが楽しめ、パステルカラーとの相性も抜群です。また、明る過ぎない自然な色合いなので、オフィスでのお仕事やフォーマルな場面でも不自然に見えません。
 

(2)アッシュベージュ


ベージュカラーが基本となっているので、アッシュブラウンよりも明るく柔らかな色味で、女性らしさを引き立ててくれる髪色の一つといえます。赤みを抑えた透明感を持ちながらも温かみのある色合いですので、ふんわりと巻いたり無造作なウェーブを施すとアッシュブラウン以上に軽やかな仕上がりです。
色の明るさによって大きく印象の変わる髪色でもあり、フォーマルな印象が求められるオフィスなどでは、少し暗めの色を取り入れることで楽しめる髪色です。
 

(3)アッシュグレー


アッシュブラウンよりも明るめで、赤みを抑えながらもあえてくすみを持たせた灰色の強い髪色です。暗めにすれば明るい髪色が難しい場面にも取り入れられる色のひとつで、黒髪よりも軽さのある色味になるので、大人の女性の魅力を最大限に引き立ててくれる髪色です。
しかし、ハイライトに白っぽい灰色を加えたり、毛先に向かって明るさをグラデーションにすると派手になり過ぎない華やかな印象となり、ウェーブやカールを施した髪型との相性が高まります。
 

(4)ラベンダーアッシュ


桃色と紫色の中間色に位置するラベンダーを含むラベンダーアッシュは紫色の発色が強い髪色で、個性的な髪色を求める方におすすめの色です。女性らしさを際立たせるピンク系のメイクとの相性がとてもよく、アッシュでは控え目になる赤色も紫色の中に取り込まれているので、透明感を残しつつも可愛らしく、またミステリアスな印象が作り出せます。
落ち着いたトーンでも明るめのグラデーションを加えたアレンジでも、とても個性的に仕上がるのがラベンダーアッシュです。
 

(5)オリーブアッシュ


アッシュブラウンよりも明るくやや黄色を帯びたオリーブアッシュは、光の加減でオリーブ色が見える魅力的な髪色です。緑が含まれるためツヤ感が抑えられた仕上がりとなり、赤みの強い髪も綺麗に染まります。
アッシュブラウンに近い重さを持った髪色ではありますが、灰色が含まれていて赤みも抑えてくれるので透明感が高まり、自然な色合いなのでオフィスなどフォーマルな場面でも自然に取り入れることができる一方、時折見えるオリーブ色が個性を際立たせる髪色です。
 

(6)イエローアッシュ


アッシュブラウンよりも明るい髪色で、アッシュだと控え目になる黄色が加わった色なので、灰色の持つ透明感と黄色の持つ華やかな明るさが同時に手に入る髪色です。比較的明るめの髪色ですが、灰色が透明感と同時に落ち着きを生み出してくれるので、派手になり過ぎず明るく元気な印象を作り出してくれます。
落ち着きのある髪色なので、ブロンドカラーほど派手な黄色にしたいわけではないけれど、ベージュ系よりは明るい色にしたいと考える方に挑戦していただきたいです。
 

(7)ブルーアッシュ


アッシュブラウンと比べると更に黒っぽい髪色ですが、青色の強い灰色が赤みをしっかりと抑えるので、高い透明感が得られる髪色です。グラデーションを施したり、全体を明るめにすると、より青色が強調されるため、かなり個性的な髪色になります。
しかし、ブリーチをせずに染めることもできる色なので、黒髪をそのまま染めても高い透明感が得られる色です。黒髪の落ち着いた雰囲気はそのままに、透明感や軽やかさが欲しい方におすすめできます。
 

(8)パープルアッシュ


アッシュブラウンよりもやや赤みを帯びたこの髪色は、紫色が強く優雅な印象が強い髪色です。アッシュならではの女性らしい柔らかさと落ち着きのある色味には、個性的な色の中にも可愛らしさがあります。ラベンダーアッシュよりも青みが強くクールな印象なので、女性らしくも甘過ぎない髪色と言えるでしょう。ブリーチをせずに染めると落ち着きのある個性的な色合いなりますし、インナーカラーやグラデーションに取り入れるのもおすすめな色です。
 

(9)ミルクティーアッシュ


アッシュブラウンと比べてかなり明るいトーンのミルクティーアッシュは透明感を保ちながらも、ミルキーな色合いで柔らかな印象の強い髪色です。柔らかさが特徴的な色なので、特に明るめなトーンの場合はふんわりとしたウェーブとの相性が抜群で、暗めのトーンでも軽やかさが強調されます。
ブリーチをして染めるとお人形のような印象に、ブリーチをせずに染めても女性らしさが際立つ印象となるので、派手にならないお洒落な雰囲気が作り出せます。
 

(10)ダークアッシュ


アッシュブラウンよりもさらに黒髪に最も近い色味のダークアッシュは、灰色で赤みを抑えたことによって生まれる透明感が最も際立った髪色といえます。透明感と共にツヤ感も得られるので、黒髪よりも軽やかでありながら大人っぽい印象です。
個性的になり過ぎず、染めていても派手にならないクールな髪色は、肌の白さを強調してくれるだけでなく、こなれたお洒落感も演出してくれます。また、甘さを抑えた髪色なので男性の方も挑戦できる髪色です。
 

アッシュカラーの注意点

 

(1)色落ちしやすい

アッシュカラーは色落ちしやすいのはなぜでしょうか。それは、アッシュブラウンのように青色がベースとなっている染髪剤は染料の分子が大きいため、薬剤が髪の芯まで届きにくく、薬剤が髪の外側に定着してしまうこと、それが色落ちしやすい原因です。
また、薬剤が髪の外側に定着してしまうため、髪が傷んでいると1週間ほどで色落ちすることもあります。明るいトーンを希望する場合はそれより少し暗めのトーンに染めるのが、理想の色を長持ちさせるコツです。
 

(2)シャンプーについて

アッシュブラウンなどアッシュカラーは色落ちしやすいので、カラーが十分に定着していない染髪したその日のシャンプーは控えましょう。もし、髪を洗うのであれば、染髪剤の成分が溶けない40℃以下のぬるいお湯で洗い流すだけにしてください。
そして、カラーを長持ちさせるためには「紫シャンプー」と呼ばれる紫の色素が配合されたシャンプーを使いましょう。シャンプーの色素によって、色落ちするにつれて目立ってくる赤色や黄色を抑えてくれるのでカラーが長持ちします。
 

(3)熱や紫外線対策

色落ちしやすいアッシュカラーを長持ちさせるには、髪へのダメージを最小限にすることも有効な手段です。洗髪後にドライヤーを当て過ぎないことや、ヘアアイロンで髪型を整える時にはヘアオイルやトリートメントで髪を保護することを心がけてください。
加えて、日光に含まれる紫外線は髪のダメージだけでなく色落ちの原因になるので、髪の毛に使えるUVカットスプレーを利用したり、帽子を取りいれたファッションで髪を保護しましょう。
 

まとめ

ひとことにアッシュといっても沢山の種類があり、王道のアッシュブラウンだけではありません。しかし、灰色がかった色合いは落ち着いた雰囲気で、なおかつ、さまざまな色との相性がいいです。
また、暗いトーンでも重たくならない特徴があるので、華やかで個性的な髪色を楽しみたいという方も、落ち着いたいトーンで個性的な髪色を叶えたい方も、アッシュカラーがそれらを叶えてくれます。ぜひ、あなたらしい髪色をアッシュカラーで叶えてください。