男性のみならず、女性からも人気を博しているのがオールバック。ワイルドでセクシーな印象を演出したい時に打って付けの髪型で、お手軽に作れることも相まって厚い支持を得ています。
ここではオールバックとはどういった髪型なのかを紹介しながら、似合う人・似合わない人の特徴も解説していきます。
また、オールバックを楽しむ上でのおすすめのデザインもありますので、ワンランク上の仕上がりを目指し、併せて取り入れてみてはいかがでしょう。
オールバックとは?
オールバックは髪型のひとつで、髪の毛全体を後ろになでつけるスタイルが大きな特徴です。主に男性を中心に人気を集め、男らしい雰囲気が生まれることで女性からの人気も獲得しています。
ただ、かつては中年男性の印象が強く、若い世代からの支持は薄い時代もありました。しかし次第にオシャレな髪型として認識される向きも生まれ、ファッション性の高いヘアースタイルも開発されたことで、幅広い世代から人気を博すようになった背景があります。
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オールバックが似合う人の特徴
オールバックは残念ながら、誰でも似合う髪型というわけでもありません。主張の強い髪型ゆえに人を選ぶ傾向もあり、人によってはあまり似合わないこともあります。
中でも似合いやすいと言える人の特徴は次の通りです。
オールバックが似合う人の特徴(1)顔がはっきりしている
似合いやすい人の特徴のひとつは、はっきりとした顔立ちであることです。
この髪型は髪全体を後方に流すという特性上、顔の印象が薄いと髪型に負けてしまい、チグハグな見た目になってしまうことがあります。
したがって、いわゆるソース顔の人ですと似合いやすく、しょうゆ顔や塩顔といった薄めの顔立ちですと似合いづらいことが考えられます。
しかしヘアースタイルのデザイン次第では、顔立ちは関係なくマッチすることもあり、工夫次第で誰でも楽しめる余地があるのもこの髪型の魅力です。
オールバックが似合う人の特徴(2)おでこが綺麗
おでこがキレイであることも条件のひとつと言えます。顔全体をオープンにする髪型ですので隠すものがなく、おでこも露わとなります。
そのため、おでこのでっぱりが強かったりニキビがあったりすると仕上がりがイマイチになってしまうこともあるでしょう。
おでこがでっぱっているなど、顔の作りに関しては改善をすることは難しいですが、ニキビについては対処できる余地があります。
きちんとスキンケアを行いキレイな肌を手に入れることで、髪型との相性を高めていくことができます。
オールバックが似合わない人の特徴
似合いづらい人の特徴もいくつかあり、ここに該当をする場合は上手くフィットしないかもしれません。
頭の形や髪の量、生え際などの影響を特に受け、ここに難ありですとチャレンジをしにくい髪型に感じられやすいと言えます。
オールバックが似合わない人の特徴①絶壁であること
まず頭の後方部分が絶壁の場合は似合いづらいと言えます。絶壁は後頭部がストンと落ちていますが、それゆえに横から見た時のバランスが悪くなってしまうことがあります。逆にある程度の丸みを帯びている形ならばフィットしやすく、全体のバランスもキレイに見えるはずです。
ただ、絶壁の場合でも髪型に工夫し、膨らみを持たせることで改善できることもあります。簡単に諦める必要もありませんので、一度美容院で相談をしてみるのがおすすめです。
オールバックが似合わない人の特徴②ハチが膨らんでいる
ハチ部分の膨らみが強い人も注意が必要です。頭のてっぺんとサイドの中間部分のことを指しますが、ハチの膨らみが強いとシルエットが崩れやすくなり、仕上がりに影響を与えてしまうことがあります。
また、ボリュームが出過ぎてしまうことで頭を大きく見せてしまうこともあるでしょう。
しかしながら日本人の多くはハチが膨らんでいる傾向にあるため、そこまで気にする必要はないかもしれません。
また、髪型への工夫次第ではボリュームを抑えることも可能です。
オールバックが似合わない人の特徴③M字であること
いわゆるM字ハゲですと、この髪型は難しいこともあります。似合う・似合わない以前に、ハゲ部分を目立たせてしまうことになりますので、チャレンジをしにくく感じる人も少なくないはずです。薄毛を隠したがる日本人の性質を踏まえると、難易度が高い髪型と言えそうです。
とはいえ、あえてオールバックにすることで潔さが生まれると共に、セクシーな印象を与えることもあります。
特に顔立ちが濃い場合は外国人のように違和感なく似合うこともあるでしょう。
オールバックが似合わない人の特徴④おでこが極端に狭い
極端におでこが狭い人も似合いづらいと言われています。眉毛と生え際の間に指が2本程度しか入らないケースもありますが、この場合はスペースが狭いことでバランス感が悪くなることが考えられます。
ある程度はおでこに広さがあった方がスッキリと見せることができ、洗練されたスマートな印象も生まれるでしょう。
ただ、だからといってこの髪型ができないわけでもありません。おでこが狭くともオールバックを楽しむ人は多いですし、感じ方は人それぞれですので一度チャレンジをしてみるのもおすすめです。
【カットやスタイリングでカバー!】美容師からオールバックのアドバイス
・顔が濃い(ホリが深く外国人顔)
・額の広さが狭すぎず広すぎずちょうど良い
・頭の形が良い
こんな方は今すぐオールバックにチャレンジ!
これに当てはまらない方もご安心ください!
顔の濃さはともかく、、、頭の形はカットやスタイリングテクニックでカバーできます!
ハチ部分の膨らみが強い場合
頭の形ですがハチがはっていたり、絶壁だったり、、、日本人は結構頭の形が歪な方が多いです。
全体を立ち上げたりしてボリュームや動きを出すヘアスタイルの場合は、頭の形がわかりづらくなりカバーされるのですがオールバックのようななでつけるスタイルは頭の形がしっかりと出てしまい、結構影響を受けます。
海外の俳優さんが映画の中でオールバックにしていてすごく決まっているのは頭の形がキレイなのも理由の一つです。
白人の方のほうが一般的に東洋人よりも綺麗な頭の形をしている方が多い傾向にあります。
ハチが張っているとトップが潰れて横に膨らんだシルエットになりやすいのでサイドに軽く2ブロックを入れてあげ、トップもつぶし過ぎずあら目のコームか手ぐしでオールバックにするのがいいでしょう。
そうする事によってサイドのボリュームが抑えられてトップがふんわりと高さが出ます
M字や額が狭すぎる場合
額の生え際の形が極端にM字だったり、額が狭すぎる方は完全にすべてを真後ろに流すのではなく7:3や8:2で自然に分け目を作りオールバックにしてみてください。
少し横に流すことにより生え際の形や狭さをカバーしてくれる効果があります。
また真後ろにすべて持っていくよりも少し自然な仕上がりになるので、初めてオールバックにチャレンジする方も挑戦しやすいかもしれませんね。
前髪がどうしても前に降りてきてしまう場合
髪質や生え癖で前髪がどうしても前に降りてきてしまう方はパーマをかけるほうがベターです。
ハードパーマをかけてジェル系の艶の出るスタイルング剤でオールバックにしてもワイルドな雰囲気が出てかっこいいですし、スタイリングサポート程度に前髪に立ち上がりをつけるだけでもスタイリングのやりやすさも持ちも圧倒的に変わりますよ
その場合はドライワックスとハードスプレーでスタイリングするようにしましょう。
グリースはジェルでスタイリングする際は髪の毛によくなじませることが重要ですので完全に乾かしてからではなく、タオルドライ後に頭皮付近だけドライヤーで乾かしてからグリースやジェルをなじませて上げてください。
スタイリング剤がしっかりとついていない部分があるとほかはツヤがあるのにそこだけパサツイてみえてあまりかっこよくなりません。
気持ち多めの量で全体的にしっかりとつけてあげてください。
しっかりと全体に馴染んだらコームか手ぐしで流れをつけて全体を整えましょう。
カット的には他のヘアスタイルに比べると前髪は長めに残してあったほうがオールバックにスタイリングしやすいです。
カウンセリングの際にオールバックにスタイリングすると、美容師にしっかり伝えてオールバック用にカットしてもらったほうがいいでしょう。
前髪を下ろす想定でカットされてしまうと、後ろにながそうとしても長さが足りなくてスタイリングしにくい場合もありますので。
おすすめのオールバックスタイル
よりオシャレにオールバックを楽しむためにも、デザイン性を織り交ぜたスタイルを目指してみるのもおすすめです。単に後ろになでつけるだけでなく、アレンジを加えることで、洗練されたスタイリングに仕上がります。
おすすめのオールバックスタイル(1)ツーブロック
スタンダードなスタイルとも言えるのがツーブロックです。サイドを大きく刈り上げているのが特徴的で、スッキリとした印象を与えながらオールバックの力強さで男らしい雰囲気が生まれます。昨今はツーブロックも人気が高い髪型ですのでトライしやすいデザインと言えるでしょう。
ストレートヘアーでもまとまりよく仕上がりますが、パーマでアクセントを付けてみるのもおすすめと言えます。色々なパーマとの相性が良く、例えばウェーブのきいたスタイルでアンニュイな表情を楽しんでみるのも良いかもしれません。
おすすめのオールバックスタイル(2)刈り上げ
刈り上げもオールバックとの相性が良いスタイルのひとつです。サイドとバックにグラデーションを入れるのが特徴で、凛々しい雰囲気が高まると共に、トップ部分を引き立たせることで、よりワイルドな印象が醸し出されます。
刈り上げによって頭の形をある程度、補整できるのも魅力です。広がりがちなサイドとバックが引き締まることで、全体的なシルエットをスッキリしたものに見せられます。カラーを入れてアクセントを作るのもおすすめであり、例えばアッシュ系でダンディな装いを楽しむのも良いでしょう。
おすすめのオールバックスタイル(3)ソフトオールバック
ワイルドな雰囲気をもう少し抑えたいという時には、ソフトスタイルがおすすめです。後ろへと流しつつ、髪の毛に流れを与えるヘアースタイルで、大人しめな仕上がりになるのが特徴です。
カジュアルな雰囲気もあるため、緩めのテイストのファッションとの相性も抜群と言えます。ビジネスにもプライベートにも適し、シーンを問わず楽しむことができます。印象を残したい場合はサイドに刈り上げをプラスし、デザイン性を高めたスタイルも人気です。
おすすめのオールバックスタイル(4)ワイルドオールバック
男気感満載のワイルドオールバックも人気が高いです。サイドをしっかりと刈り上げながら、後ろは残してバランス感を整えています。トップにボリュームを持たせることでソフトモヒカンのようなテイストも楽しめます。清潔感も抜群で、スーツスタイルとの相性も良いです。
スタイリングの際にはツヤ感のあるジェルの使用がおすすめで、ウェットな見た目が大人っぽさを引き出します。セットも簡単ですので忙しい朝でもサッと整えることができるでしょう。
おすすめのオールバックスタイル(5)七三分けオールバック
ワイルドでかちっとしたスタイルでありながら、どこか抜け感があるのが特徴的です。七三分けとツーブロックの合わせ技がアクセントとなり、セクシーな印象も与えてくれます。
パーマとの相性も良く、軽いウェーブを作ることでデザイン性の高いスタイリングに仕上がります。
マットでもツヤ感ありでもまとまりが良いため、その日の気分に合わせてヘアースタイルをアレンジすることができます。また、ヒゲとのマッチングも抜群ですので、口元のオシャレを楽しむ男性にも打って付けと言えます。
まとめ
一口にオールバックと言っても様々なスタイリングにトライすることができます。しっかりめデザインや、抜け感のあるデザインでまた違った表情を楽しめます。いずれのスタイルもスッキリ感があり、清潔感のある髪型ゆえに女性からの評価も高めです。セットもお手軽でスタイリングのキープも容易でしょう。
人を選ぶ傾向もあるものの、工夫を凝らすことで幅広く楽しむこともできます。自分に合ったデザインを見付けて髪型のオシャレを楽しみましょう。
せっかくヘアスタイルが決まっても台無しになってしまいますのでオールバックにスタイリングするときは眉カットも忘れずにしておきましょうね。
誰にでも似合う万能なスタイルではないですが、男なら一度は憧れますよね