男女ともに、髪の毛のスタイリングにはワックスをつけることが当たり前になってきています。でも、スタイリング剤をなんとなく使っていて、つけ方があまりよくわからないままつけている人は多いのではないでしょうか。
今一度おさらいの意味でも、正しい使い方を知ることで上手にスタイリングが出来るようになる方法を覚えることをおすすめします。
一度覚えてしまえば、ヘアスタイルを変えても上手にスタイリングが出来るようになりますし、使うほどに上達するのでおすすめです。
ワックスを使う量
ワックスをつけすぎている人がいますが、実はあまりつけすぎるとべたつきの原因になりますので、少量をつけるようにしましょう。髪の毛の長さにもよりますが、基本的にはパール一粒位を目安にすると良いでしょう。髪の毛の長さによって、適量をコントロールするのも重要です。
ワックスを使う順番
ワックスの付け方には順番があることを知っていますか?正しい順番でつけることによって、よりスタイリッシュに仕上がるようになりますし、スタイリングのスピードも上がります。
(1)バック
ワックスの付け方で誤解が多いのは、つける時に前からつけてしまうことです。付け方として正しいのは、実はバックからつけていくということになります。バックは自分では見づらい部分ですので、初めは慣れるまで合わせ鏡や三面鏡などで確認しながらやると良いでしょう。特に三面鏡は両手でスタイリングしやすいですので、バックのワックスをつける時にもやり易いです。付け方は、少量ずつ、毛先を中心に伸ばしていきます。
(2)サイド
バックにつけたら次はワックスをサイドにつけます。付け方はバックと同じで毛先を中心につけていきますが、あまりつけすぎないように注意しましょう。ファイバー入りワックスなどは動きを出しやすいので、それほど多くつけなくてもナチュラルで動きのあるスタイルに仕上がります。バックでつけた部分にしっかりつながるように、着いていない部分が無いかチェックしながら塗布していくのがお勧めです。
(3)トップ
サイドにつけ終わったら、次にトップにつけていきます。トップは鏡を見ながら簡単につけられますし、ボリュームコントロールもしやすいです。顔を小さく見せるためにはトップのボリューム感が重要ですので、適度にボリュームが出るようにしっかり揉みこんでいきましょう。揉みこむようにしてワックスをつけると、ほしいところにボリュームが出やすいです。
(4)手ぐしで根元を持ち上げてボリュームアップ
ワックスの付け方で重要なのが、根元を持ち上げて毛先をボリュームアップすることです。これは手ぐしでしっかりと根元のボリュームを出していきましょう。これをやっておくと髪の毛がふんわりとして小顔効果も高いですし、スタイルが決まります。付け方のコツは、ワックスはあまり多くつけすぎるとべたつきの原因になりますので注意しましょう。ボリュームの欲しいところを中心に、逆立てます。
(5)前髪を整える
ワックスを使う時にありがちなのが、目立つ前髪からつけてしまう事ですがそれは間違いです。先述した通りバックから仕上げていって、前髪は余ったワックスを使います。前髪はあまりたくさんワックスをつけすぎてしまうと皮脂で固まったように見えることがありますし、ボリュームが無くなってスタイルが崩れやすいです。あくまで他の部分で使ったワックスの残りを使った付け方をするように心がけましょう。工程の最後に持ってくるようにすると、失敗が少ないです。
(6)ランダムに毛束をつまみながら全体を整える
最後にランダムに毛先をつまみながら、全体を整えます。最近は、ファイバータイプでホールド力の強いタイプが人気を集めていますので、ワックスを付け足さなくても最終工程で毛先をつまむだけで、簡単に束の感じをだすことが可能です。全体のバランスを見ながらワックスの付け方をチェックして、束が欲しいところにねじってつまんで作るようにすると良いでしょう。
まとめ
知っているようで知らないことが多いワックスの付け方ですが、意外と見えるところからスタートして見えない部分は適当につけているという人が多いのではないでしょうか。しかし正しくは、少量をバックからつけ始めてその次はサイド、トップからフロントへとつないで最後に前髪を残ったワックスで仕上げることです。全体のバランスを見ながら最後に整えるのも、重要です。