昨今、ポンパドールのヘアスタイルが、海外のメンズで人気になっています。このヘアスタイルをツーブロックなどと組み合わせ、イケてるメンズスタイルに仕上げるの流行りです。それは海外の著名タレントやスポーツ選手、そしてアーティストの間でも人気です。
ポンパドールとは?
ポンパドールは、ルイ15世の愛人・ポンパドール夫人の髪型を由来としています。彼女は政治に疎い夫に代わって、フランス政治を陰で操っていたと言われます。
その髪型の特徴は前髪が大きく膨らんだもので、高く上げたカタチになっています。
これが当時の貴族の間で流行し、夫人の名を冠してポンパドールヘアと呼ばれていました。
通常海外では、トップ及び前髪に高さを出した髪型全般がポンパドールヘアと呼ばれています。
【美容師からのワンポイントアドバイス】メンズのポンパドールの特徴
その為、縦長感が強調されるので面長の方がやる場合はトップの高さの出し方などで調整してあげたほうが良いでしょう。
日本人男性は頭の形があまり高さがなくハチが張っていて横に張り出している方が比較的多く、それを縦長に修正してみせてくれる効果があるので骨格的には案外日本人男性に向いている髪型かもしれません。
しかし日本人男性は髪質が固く直毛の方もかなりいるのでそういう髪質の方には不向きな髪型と言えるでしょう。
対策としてはサイドは長さを中途半端に残してしまうとツンツンと横に立ってしまい、シルエットが横に広がってしまうのできっちりと短く刈り上げ、なおかつこまめにメンテナンスをするといいでしょう。
トップの髪の毛はブローだけでカールさせるのはなかなか難しいと思いますので、カールアイロンやコテを使って毛先にワンカールをつけてからスタイリングしていくのがいいのではないでしょうか。
また、スタイリングの補助的にパーマをかけるのもかなり効果的だと思います。
髪質が直毛の方は髪の毛がまっすぐのまま後ろに流しても普通のオールバックになってしまうので、前髪の高さと毛先の流れをつけるためにパーマかアイロンは必須だと思います
おすすめのメンズ×ポンパドールスタイル
刈り上げたサイドから、徐々に長めにグラデーションをつけるのがおすすめです。
絶壁が気になる男性でも、骨格補正できるので問題ありません。トップの高さを抑えることで、過剰に目立つメンズのヘアスタイルになる心配がありません。
(1)前髪立ち上げ
メンズのポンパドールのヘアスタイルのコツは、アグレッシブに前髪を盛ることです。
セットのポイントとしては前髪をカールさせるよう、ブローの時点で立ち上げることです。
スタイリングはアンシンメトリーにするのもお洒落です。サイドに刈り上げを入れないことで、長めのトップとのバランスを保てます。
(2)かきあげ
メンズのかきあげスタイルは、耳周りからサイドにかけて、長めに残すグラデーションが特徴です。
ツーブロックの境目をぼやかすのがコツで、優し気な印象に仕上がります。ブローの際には、サイドをタイトに高さを出すのがポイントです。
無造作に仕上げることで、ナチュラルな雰囲気を演出できます。
(3)刈り上げ
メンズの場合はサイドから大胆に刈り上げ、トップと前髪に立ち上がりをつけます。
堅めの職業には七三分けにするのも選択肢です。バックとサイドに刈り上げを入れれば、8対2のサイドパートに仕上げることも出来ます。
トップと前髪を長く残しますが、ソフトなニュアンスを演出できます。
(4)オールバック
メンズのヘアスタイルはサイドに幅広目の刈り上げを入れ、ポマードでオールバックにします。
毛筋を残しつつ、分け目をつけないのがポイントです。サイドとトップの境目から、一気に立ち上げるようにすればまとまります。
トップを寝かせることで、面長男性にも向いています。
(5)パーマ
若いメンズに人気なのが高めの位置にツーブロックを入れたスタイルです。
ベースカットは、サイドのボリュームが削られたヘアスタイルです。トップが目立つ感じに仕上がるので、丸顔の男性にも向いています。
ポマードで艶を出すことで、男らしさを演出できます。パーマをかければ、毛流れが良くなります。
まとめ
メンズのポンパドールヘアは、一歩間違えると野暮ったく見えることがあります。それを防ぐには毛量の加減が大切になります。
スタイリング剤が多すぎてもつぶれるので、整髪剤の量を調整するのがポイントとなります。
ツーブロックのポンパドールは、サイドからトップにかけてつながるのが特徴です。
そこに角をつけることで、直線的なラインが残りシャープなスタイルとなります。